マスク同盟 ー Maskman is here! ー 第75回
こんにちは。ふみまるです。
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前回めっきり寒くなった旨記しましたが、今回も口(くち)から摂(と)ることによって、体内から自身を温めるレシピの紹介です。
ホットワインをやります。3種です。ホットワインはフランス語でVin Chaud(ヴァンショー)と言いまして、Vin=ワイン、Chaud=温かい(ホット)との意、つまりホットワインですね。ぼくたちの身近なところでは、コーヒーショップチェーン「カルディ」で、この時季になると、ドイツ産の、ラプンツェルのラベル(これはドイツのお話。ラベルはディズニーのものとは異なります)を貼られた1000ml瓶の温めて飲むグリューワイン(ドイツではホットワインをこう言います)の赤と白が店頭に並びます。
今回のレシピはYouTubeチャンネル〈あつあつ Atsu! Atsu! 〉さんからのチョイスとなります。出演し、レシピ紹介をしている方は、若いイケメンのお兄さんなのですが、自己紹介時のお名前は良く聴きとれませんでした。なので本稿では〈あつあつ Atsu! Atsu! 〉さんでいきます。
早速つくっていきます。3種あると上述しましたが、①リンゴのホットワイン、②スパイスたっぷりのホットワイン、③白ワインの3つになります。
①、材料(2杯分)、赤ワイン250ml、水100ml、りんご1/4個(お好みの量で)、シナモンスティック1本、クローブホール約5粒、砂糖大さじ1/2(蜂蜜でもグラニュー糖でも! お好みの甘さで)、レモン(スライス)1~2枚。
りんごをカットし(皮が付いたままで大丈夫)、鍋に入れていく。シナモンスティック1本、クローブ4~5粒、砂糖、水100mlを入れ沸騰させていく。沸騰したら弱火にし、赤ワイン250ml(2杯分くらい)を入れる。弱火で沸騰させないようにする。レモンを最後に入れ(渋味、苦味がでるので最後に)、カップに注いだら、ハイ、完成!
②、材料(2杯分)、赤ワイン250ml、水100ml、オレンジ1/4個(今回は蜜柑1/2個で)、シナモンスティック1本、ブラックペッパーホール、クローブホール各約5粒、カルダモン約2粒、生姜3スライス、砂糖大さじ1/2(蜂蜜でもグラニュー糖でも!お好みの甘さで)。
クローブを5粒、ブラックペッパー5粒、軽く半分に切ったカルダモン2粒、生姜3スライスを鍋に入れ、さらに蜜柑1/2個を皮を剥き、切り入れ、シナモンスティック1本、砂糖大さじ1/2、水100mlも加え、火を点ける。沸騰したら弱火にし、赤ワインを入れる。レモンをスライスし、入れて、温まったらカップに注いだら、ハイ、完成!(オレンジをつかうときは、ワックスが付いているので、落としてからつかってください)。
③、材料(2杯分)、白ワイン250ml、カルダモン約2粒、オレンジ1/4個(今回は蜜柑1/2個で)、レモン1/4個(スライス)。
カルダモンを軽く半分に切り、鍋に入れ、蜜柑1/2個も切り、鍋へ、水は加えず、白ワインを注いでいく。沸騰させるとアルコールが飛ぶので、弱火でゆっくりと加熱する。レモンを最後に入れ、温め、カップに注いだら、ハイ、完成!
実食(頂きます)! (実飲か……)。
①りんごのホットワイン
シナモンスティックの香り(ニッキかな?)とりんごのまろやかさ、柑橘類(レモン)の爽やかさ、砂糖と蜂蜜(ぼくはこれらを半々にしました)の甘み等が効いておいしい。勿論主役は赤ワインの筈ですが、脇を固める上述のバイプレイヤーたちが、ワインの元の味をひき締めている印象。カップに残ったりんごも甘み、スパイス等染みて、おいしかった。
②スパイスたっぷりのホットワイン
りんごのホットワインにおなじくシナモンスティックの香り、蜜柑、レモンの柑橘類の爽やかさに加え、スパイス各種が身体を温めているかのよう。もうすこし砂糖と蜂蜜を足したほうが、ぼく好みだったかもしれない。
③白ワインのホットワイン
比較的飲み易いホットワイン(白ワインのためか)。最初白ワインの分量を間違え、少し足してから、レモンの入った状態で再加熱したため、渋味と苦味がでてしまった。カップに一緒に入れた蜜柑を口(くち)にしたら中和されたが、次回の反省点とし、リベンジを期する構え。カルダモンの香りが清涼感に満ちていた。
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ホットワイン3種、どれも味わい深いものでしたが、白ワインのホットワインでは誤謬(ごびゅう)があったため、りんごのホットワインとスパイスたっぷりのホットワイン2者の評価、感想になりますが、前者はりんごの味覚的柔らかさ、後者は果実の角のとれた味わいとスパイスの刺激に満ちた舌触りが、ホットワインは、ただワインを温めただけではないことを証していて、良かったです。
ヴァンショー3番勝負は2勝1敗でタイトル奪取。成功也。
①~③、各レシピの分量は2杯分ですが、みなさんそれぞれつくる時の人数等に合わせて調整してください。
みなさんに、素敵なVin Chaud – lifeが訪れることを願って止みません。
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次回またなにかつくっていこうと思います。Ciao、Ciao!
文:ふみまる
文字入力:るろうに