マスク同盟―Maskman is here!―第23回

 

こんにちは。ふみまるです。

 

 

某プロのシェフの料理系YouTuberの方はこう言います。「だれもが心に〈おれのペペロンチーノ〉をもつべき」と。

 

それはペペロンチーノが、大蒜(にんにく)、オリーブオイル、唐辛子のみ(あとは茹で汁に入れる塩か)の味つけでたべる、シンプルで誤魔化しの効かないものだからです。

 

で、今回取りあげますのは、料理研究家リュウジさんの「邪道にして至高のペペロンチーノ」。「至高」だから味には自信があるも、「邪道」とは、こは如何に。

 

 

それはここにあらわれます。オリーブオイルで大蒜(にんにく)、唐辛子を炒めたあと、通常ならば、パスタの茹で汁をオリーブオイルと同量注ぎ、乳化させます(フライパンを振って油分と水分を充分混ぜる)。

 

ところが今回のリュウジさん方式では、炒めたあと、水350mlを入れ、さらに顆粒コンソメと塩を投入し、沸騰したらパスタを加え、茹でるのです(この茹であがりの果てに乳化があります)。

 

リュウジさんはイタリアのペペロンチーノは好きじゃないし、イタリアにコンソメがなかったから、それを入れるという発想がなかったといいます。結果おいしいのですが、ペペロンチーノと似て非なるものができあがります。

 

イタリア人やイタリアンをやっているひとたちは(たぶん)、これはペペロンチーノではないというかもしれず、しかし、そこはそれ、ナポリタンを生みだした日本の洋食文化・風土、リュウジさんのペペロンチーノも、それなりに市民権を得るような気がします。

 

さて、パスタが茹であがったら、味見をし、塩で調整して、例によってトングをつかい、捻(ひね)りつつ高く皿に盛りつけます。乾燥パセリをふり、完成!

 

味は・・・・・、ペペロンチーノだ。やや褐色(かっしょく)がかったとはいえ、そしてコンソメの味がしても、おいしいペペロンチーノです。

 

リュウジさんの推奨の味(あじ)変(へん)で、醤油をかけるのもやってみましたが、和風パスタ的ながら、これはこれでおいしかったです。

 

ペペロンチーノの海は、カレーとおなじく、これも深い。

 

 

次回、またなにかつくっていこうと思います。Ciao,Ciao!

 

作:ふみまる

文字入力:ゆきぽん

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