マスク同盟ーMaskman is here!ー第83回

こんにちは。ふみまるです。
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 嘗(かつ)て、父と年末年始、秩父に温泉旅行をしていた頃がありました。旅館は、ごくふつうの庶民の手に届く、それなりのところで、うちの予算に合っていました。
 帰途、西武秩父駅前の仲見世通りで、お土産を買ったりしていましたが、ある年には福引きの券が付いてきまして、それで、酒粕1kgを当てたことがあり、帰宅してから、それで甘酒をつくり、父や当時の旧あるこの方々に飲んでもらったものです。それに味をしめて、以降福引きがなくとも、わざわざ土産物店で酒粕1kgを買い、自宅で甘酒を味わっていました。これらのときの甘酒は、いま流行の麴(こうじ)をつかったものではなく、砂糖をふんだんに使用したものでした。だから、まぁ健康には良くない訳です。麴の甘酒は、スーパーなどで時折みかけはしますが、末だ飲むに至らないものです。
 今回この甘酒をつかった鍋をつくりました。レシピはリュウジさん(星占いのひとではない)の「究極の味噌豚鍋」もしくは「甘酒で作る絶品鍋」。
 早速つくっていきます。
 材料、白菜250g、木綿豆腐150g、味噌大さじ11/2、甘酒100cc、水120cc、酒大さじ1、白だし大さじ2(100m1あたり10gの塩分量のもの。これではない場合があるので)、ごま油小さじ1、豚バラ肉220g、生姜5g、小葱、ごま、好みで七味唐辛子、ラー油など。〆(しめ)はうどんを(冷凍うどん推奨。1玉)。
 白菜の芯をとり、ざく切りにする。芯に近いほうから鍋に入れる。豆腐を1~1、5cm幅に切り、鍋の白菜のうえに盛り付ける。水120ccを加える。甘酒100cc、味噌大さじ11/2、白だし大さじ2、酒大さじ1を別容器で混ぜて溶かす。混ざったら鍋に注ぐ。生姜を皮つきのまま千切りにして、鍋のうえにのせる。豚バラ肉を4等分し、鍋にのせていき、ごま油をかけ、鍋の蓋をして、15分間煮る。煮えたら、刻んだ小葱をかけ、ごまも捻(ひね)りながらかけて、七味唐辛子をふったら、ハイ、完成!
 〆に冷凍うどんをレンチンしてから煮ていく。塩ひとつまみをふり、小葱、ごま、お好みでラー油をかけ頂く。卵を入れても良い。まさに甘酒煮込みうどん。
 おっと、筆の勢いで〆まで、きちまったが、時計の針を少し戻そう。
 実食(頂きます)!
 火かげんを調節しつつ、煮え具合を確かめながら、蓋を時折開け、みていく。甘酒の、その名のとおり、甘い匂いがする。今回つかった甘酒は、ノンアルコールの麴(こうじ)使用のもの。ぼくは甘酒を偶(たま)に正月に、でている屋台などで飲みますが、あれは砂糖使用のもののような気がする(偏見で御免)。今回鍋で、このように麴の甘酒をつかいましたが、飲み物単体として飲んだことは、上述のように、ありません。ひと足先に鍋で味わってしまおうという訳。
 煮えました。やはり甘い匂いがし、そこに千切り生姜の香り高い匂いが鼻腔を刺激する。小葱、ごま、七味をかけ、頂く。豚バラのしっかりした味に、芳ばしい豆腐、歯応えの良い白菜が加わり、非常においしい。甘酒だからと言って、甘すぎず、ほのかな甘みで丁度良い。ハフハフ言いながら完食したら、〆のうどんへ。うどんも、冷凍うどんなのでコシがあり、これも歯応えが良い。ラー油をたらしたため程良い辛みが残り、これも味わい深い。今回卵を入れなかったが、次回挑戦しようか。鍋つゆを甘酒が構成することを知った、今回「甘酒鍋」でした。
 甘酒はいまや麴、しかしぼくとしては、父との思い出とでも言うべき酒粕と砂糖でできた、叛逆的(はんぎゃくてき)な、あの味わいが懐かしいのです。

次回、またなにかつくっていこうと思います。Ciao、Ciao!

文:ふみまる
文字入力:匿名さん

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