カモン、スキップ!あるいは君の飛車(コロナに負けるなVer.)

「ああっ、飛車がぁ! おれの飛車がぁ!」 おれはガァスセンパイと将棋を指していた。 
詰みへと至る飛車打ち、それはセンパイの角の射程にあるマスに置かれた。
 ガァスセンパイは、むんずとおれの飛車をつかみ、、、、、いや、つかまなかったのである。 
センパイの見落とし。おれの見落としにまさる、それはミステイクであった。 勝負は最後までわからない。  

コロナウィルスが猛威を奮っている。TVは連日そればかり。日本の政権や世界の動向をめぐり、ケンケンガクガク、かまびすしい。

 われらがスキップではマスク着用、手洗い励行、アルコール消毒、こまめな換気、検温、毎日の施設の消毒などをし、感染防止の対策をとっている。  

まあ、それは一応ね。対策はとるけれど、感染した訳じゃない。そりゃそうだ、感染したら、たいへんだ。 スキップを訪れる方々に知ってほしいのは、疫学的な感染をしていないのは、もちろん、ぼくらスキップの面々は、滅入っていないということだ。

上述の対策をとりつつも、コロナ現象に飲み込まれてはいない。毎日作業に精をだし、たがいに笑顔を交わし、グラスを掲げ乾杯! は流石にしていないが。 

でもぼくらはたのしくやっている。それがなによりだと思う。病気っていうのはおおかたにおいて、免疫力がおとろえると罹患するものだ。こころがたのしさを感じていると、端的に身体も元気になってゆく。たかまった免疫力が病気を寄せつけないのだ。  

これがぼくらスキップの現在である。みなで集まり、言葉や笑顔を交わしつつ作業し、昼休みには各種ゲームを笑いながらたのしむ。ゲームはトランプからいろんなボードゲームまでさまざまで、冒頭に登場した将棋もある。ちなみにガァスセンパイは、ぼくらのSHOGI LERDERである。センパイ、ゲッチュー!  

「助からないと思っても、助かっている」とは故大山康晴十五世名人の言葉である。
とられる飛車も、気がつかれなければ威力があるままなのだ。 このコロナウィルス騒ぎも、いつか収束する。
「助からないと思っても、助かっている」のだ。
飛車とはぼくらスキップのことだ。死に体から甦る飛車。この困難を生きぬくのだ。 

 そりゃまあ、マスク、アルコール消毒、手洗い、面倒っちゃ面倒ではある。でも不便なのかもしれないが、けっして不幸ではない。そう、感染した訳ではないのだ。「助からないと思っても、助かっている」のである。そして免疫力をあげる、われらがスキップのエンジョイズム、それを全開フルスロットルで実践している毎日がある。 

 ぼくらはスキップでたがいがたがいを励ましあうようにして、たのしさを享受している。こんな日々でも必要な対策をとり、不便だが不幸ではない経験をしている。みなもきてほしいな。免疫力あがるたのしさが待っているよ。  怖くなんかない。あるのは、たのしさのみ。ぼくらはきみたちに逢いたい。  そう、「助からないと思っても、助かっている」のだ。ぼくらの、そしてきみの飛車はここ、スキップにある!  
 カモン、ボーイズ&ガールズ!  (2020・3・6・Fri.) —

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