「非公式」非公式スキップ通信・・・・・・「非公式」水難の巻

それは一枚の通知書から始まりました。

 

「水道計を交換致します○○市委託△△水道会社」。通知書には交換日時が明記されていました。交換日時は私がスキップに行っている時間帯なのでさして気にはしていませんでした。

 

それから数日後郵便受けに交換終了の通知が入っていました。

 

事件はその日起こったのです。その日私は隣の公園で行われる盆踊りの騒音を避けるべく玄関に鞄を置くと、家には上がらず居酒屋へと向かったのでした。

そして居酒屋より帰宅し用を足すべくトイレへ入ったのでした。

 

そこで異変が起こりました。使用後タンクに溜める水流の勢いが極めて弱いのです。チョロチョロといった具合でいつまで経ってもタンクに溜まりません。

 

そこで酔った私はドライバーを手に取ると水量調節ネジを「開」の方へと回しました。するとどうでしょう水流はナイアガラの滝の如く怒涛の勢いで噴出し始めたのです。

 

そして水流はタンク上の受け皿をいっぱいに満たしたばかりか溢れ出したのです。すぐにトイレの床は水浸しとなりました。

 

私は慌ててネジを「閉」へと戻すべくドライバーを回します。ところが慌てている上に酔っている私はネジを更に開いてしまったのです。もう処置なしです。水流はトイレの床から台所へと溢れ、流れ出します。ネジを閉め終わった時は台所のトイレ付近は床上浸水もかくやといった惨状でした。

 

しかもそこは予備のトイレットペーパー置き場になっており、みるみる水を吸収し始めたのです。さよなら予備のトイレットペーパーよ・・・。

 

惨事はまだ続きます。ネジを「閉」にし過ぎてしまった為、今度は水が一滴たりとも流れません。今度は再びネジを開かねばならないのです。そこでネジにドライバーを差し込んだ状態でトイレのレバーを操作します。そこですかさずドライバーを回します。回し過ぎです。またしてもナイアガラの滝は床に降り注ぎます。すかさずネジを閉めます。

 

いい加減、酔いもまわっています。なのに微調整が必要な作業に手を出してしまった事に後悔しながらも手は止まりません。

 

だから飲酒運転は犯罪なのだなと思いつつも、開けては閉め開けては閉めを繰り返す事数十分、床一面を水に浸しながら作業は何とか終了しました。

 

そして力尽きた私は、家中の雑巾やタオルで床の濡れた個所に堰を築くと、倒れ込むかの様にベッドに横たわるのでした。

 

翌日、現場検証を試みてみたところ、連日の猛暑のせいか水はほとんど蒸発していました。そして、二度と酒気帯びで不慣れな、デリケートな作業はするまいと心に固く誓ったのでした。

 

2014年7月28日

ホヤスキーきくちゃん

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