「非公式」非公式スキップ通信・かっぱえびせんに思いを馳せる・・・
カルビーかっぱえびせんから復刻版が2種類発売されました。
「味王将香ばし焼きしょうゆ味」と「一番槍こんぶしお味」です。
かっぱえびせん発売50周年を記念しての試みらしいです。
これはスキップのおやつに丁度良いと思い、早速買い求めました。
しかし、ここで私の食欲といいますか、食い意地が目覚めてしまったのです。
「先ずは私が試食してみなければ」と理由をつけて発泡酒を用意します。
袋を開けて先ずは一口。「あれ」?
「美味しくない」!!
いくら何でも有り得ない不味さなのです。
考えてみれば簡単な理屈です。これらの二つが礎となって現在のかっぱえびせんが生まれたのです。
そしてこれらの商品が消えた事を考えれば「味王将」と「一番槍」が現行のかっぱえびせんに劣っているのは明らかなはずなのです。
しかも数十年間需要がなかった商品なのです。
私はげんなりとした気持ちで二袋分のスナックを胃に収める作業を続けるのでした。
しかし、やがて私は思いはじめたのです。
「昔はこれが子供達の御馳走だったのだろうな」と、そして、それから50年。かつての子供達は大人になり、日本を、この国を牽引してきたのだろうと。
そう思うと目の前の、決して美味しくはないスナック菓子が何とも愛おしく、そして切なく、やはり美味しくはないなと思えてきました。
そして今や年金受給者となったかつての少年、少女達は、現在このスナックを食べてどう感じるのだろうかと思いました。
カルビーの幹部達も昔に思いを馳せて、今回の復刻を企画したのでしょうか。
そして私は二袋のスナック菓子を無言のまま食べ続けるのでした。
2014年7月8日
ホヤスキーきくちゃん