7月8日(月)のSSTは、「感謝の気持ちを伝える練習」を行いました。
感謝というと、少し改まった場でのやりとりを想像する方もいらっしゃるかもしれませんが、この日はどちらかといえば、日常のちょっとした場面(例:髪を切りに行って仕上がりに満足したときや、人に道を譲ってもらったときなど)での「つい照れくさくて言葉を飲み込んでしまったけど、本当はもっと気持ちのよい感謝の言葉が伝えられたら・・・」というケースを想定しました。
参加者の皆さんから出してもらった、実際の場面としては以下の通りです。
・道を譲ってもらい、「すいません」ではなく「ありがとう」と言えたら・・・
・相手からお礼を言われたときに、もっと気持ちの良い返事ができれば・・・
・調子が優れないときって、あまり感謝が伝えられない・・・
・買い物のレジで、店員さんの態度がドライなときも、自分の納得のいく感謝の伝え方ができればいいな・・・
今日はこの中で一番下のテーマ(買い物のレジの場面)の練習を希望して下さったFさんに普段のやりとりを再現してもらい、自分なりに納得できる感謝の伝え方についてみんなで話し合いを行いました。
その中で出たアイディアとしては次のようなものがありました。
・店員さんがドライなときは「店員さんも疲れているんだな~、きっと店員さんなりにベストを尽そうとしてるんだよな~、お疲れ様です~」と思ってみる。
・良くない対応を反面教師にして、自分は良い対応を心がける。
・ドライな店員さんに対して、「自分がこの人を変えてみせるんだ!」という使命感を持って明るく接してみる。
・「平熱(人と接する際の平常時における距離感)」が違うから温度差が生まれるんだな~と考える(自分からはドライに見えても、きっと相手なりに一生懸命やってるんだな・・・)
・軽いジョークを言って相手を和ませる。
・あまり親切すぎても相手が引いてしまうので、これくらいで良いのかかなと考えてみる。
・120%の笑顔を振いてみる。
・「(いつも)ご苦労様です!」と伝えてみる。
・相手を変えようとしなくても、自分が今日できたこと(挨拶など)を振り返り、達成できたことに納得する。
店員さんとのやりとりに関する様々な悩み(もっと~できたらいいなぁという気持ち)というのは、私自身も思い当たることが沢山ありますが、今日皆さんから出してくれたアイディアの中から、自分に実践できそうなものはぜひ挑戦してみたいと思います!(^^)
by 地域活動支援センターあるこ スタッフM